うきうきの星空撮影

以前も書きましたが、私がカメラにハマった理由は星空あんなにちゃんと撮れるんだと感動したところからスタートしました。
なのでカメラ一式そろったところでいよいよ星空撮影に向かったのです。

難しそうと思いますが、星を撮るだけなら意外と簡単なので、今回はその方法をお伝えできればと思います。

冬の星空は夏より綺麗!?
冬は空気が澄んでいて天体観測に最適って知ってました??特に冬が適している撮影法と、実はカメラも冬の方が星空撮影に適しているかも??な話、さらには空気は透き通ってなくても夏の方が撮れる星の撮影法もあったりするのでそのご紹介をしたいと思います。

星空撮影に最適な季節をご紹介しています。

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必要な道具

簡単とは言いましたが、星空を撮る上でさすがにカメラだけあればOKということではありません。もちろん明るい星や月を撮るだけなら撮れるでしょうけど、おそらく撮りたいのはそういう写真じゃないはずです。

そもそも見えてる星はすごく明るいのでそんなに意識しなくても写るかとは思いますが、目にはなかなか見えない星も無数にあるのです。
しかも一つや二つではなく、無数の見えない星が空いっぱいに広がってるのです。
もちろん近くに街があって空が明るかったりで見える量も変わると思いますが真っ暗でも見えない星があるのです。
それがカメラだと撮れるとなるとそれだけでもワクワクしてきませんか??

その為に必須な道具があります。
それは三脚です。
満点の星
焦点距離:17㎜ 絞り値:F2.8 シャッタースピード:25秒 ISO感度:2000

星はすごく微弱な光なので、感度を上げてもシャッタースピードを遅くしないといっぱいの星は撮れないのです。
この写真も25秒間シャッターを開けっぱなしにしてます。
仮にこの半分の秒数でも微動だにせず、ブレない写真を撮れる自信があれば三脚は不要です笑
大抵の人は1秒ですらブレブレ写真を量産すると思いますので素直に三脚を使いましょう笑

始めのうちは4.5千円で売っているような安い三脚でも構わないと思います。
そういう三脚は基本的に軽く、持ち運びが楽なので気軽に持ち出せると思います。
今でこそ少し立派な三脚を使っていますが、撮影場所まで歩いたり移動が多いときは未だに最初に購入した三脚を持ち出すことがあります。

ただ、軽い分華奢なので安定性は高くなく、風のある日などは倒れるんじゃないかと不安になる時もあり、三脚を使ってるにもかかわらずブレの原因になってしまうこともあるので、利用機会が増えてきた時にはしっかりした三脚をオススメします。(初めからいいものを買われても損はしないものだと思います)

あったら便利なモノ

これは必須ではないですが、あると便利なのがリモートスイッチ?レリーズケーブル?正式名称わかりませんが、線をつないでカメラに触れずにシャッターを切れる優れものです笑
というのも、三脚に乗せて撮影するとはいえ、カメラに触れてシャッターを押すとその瞬間カメラはブレます。
なので直接は触れずにシャッターを押すことのできるレリーズケーブルなるものはあると便利です。
IMG_2814
ただこれは必須ではなく、カメラの機能で代用が利きます。
セルフタイマーを使うことでシャッターを直接押してもブレなく写真を撮れるのです。
毎回押して2秒なり10秒待つことにはなりますが、一瞬を捉える撮影ではないのでさほど問題はないかと思います。
テンポよく撮りたい、待つの苦手な方はあったほうがいいと思います。

星空撮影の設定

正直道具はこれくらいで十分です。
低ノイズでたくさんの星を収めたいとかなると赤道儀なるものが必要ですが、最初のうちは不要でしょう。

では、どんな設定ならうまく撮れるのでしょうか?
一つは絞り値は一番解放(数値の低い方)にしておけばとりあえずOKです。

次に気を付けないといけないのがシャッタースピードです。
何も知らなかったときにISO上げたらノイズ出るから下げてその分シャッタースピード遅くしたらいいと思ってました。
それで撮ったのが最初の写真です。

パッと見はちゃんと星ですが、実は拡大すると星が点ではなく線になってしまってるのです。
IMG_0283_2
ほぼ中心を拡大してみました。
点ではなく線になって流れちゃってるでしょ??

じゃあ流れない秒数ってどれくらい?と気になるでしょうが、レンズの焦点距離によって変わるから何秒と明確には言えません。
ただ、500ルールという計算式のようなものがあるのでそれで簡単に計算できます。
500÷焦点距離で出た数字が線にならないシャッタースピードとなります。
ただ、ここで一つ注意がありまして、APS-Cセンサーのカメラだと焦点距離が1.6倍(ニコンなら1.5倍)に伸びます。
なので500÷(焦点距離×1.6)の計算が必要となります。
なのでこの時使っていたレンズは17㎜だったので、500÷(17×1.6)=18.3・・・となります。
これ以下で撮ればほぼ点で撮れるということですね。
IMG_2946
焦点距離:17㎜ 絞り値:F2.8 シャッタースピード:15秒 ISO感度:3200

ノイズ多かったので除去してるのと、色見調整してるので見え方違いますが点かどうかなので気にしないでください笑
IMG_29462
同様に中心ですが、少し楕円にはなってるもののほぼ点ですよね?
シャッタースピードを遅くした分ISO感度上げて明るさの調整をしています。

また、星を撮るときは星だけではなく、地面や地球上の何か星以外のものと撮ることでより素敵な写真になりやすいです。

ピントの合わせ方

星は非常に小さいですし光も弱いのでAF(オートフォーカス)ではピントが合いません。
マニュアルフォーカスで合わせるのですが、ファインダーを覗いても暗すぎて見えません笑
一番簡単な方法は、レンズに書いてある∞のところにピントリングを合わせてあげる方法で撮れますが、バシッと合わせたものと比べるとくっきり感が薄い時があります。

バシッと合わせるために便利なのがライブビューでの拡大表示です。
これで明るい星を見つけてあげてピントリングを回してみると一番ピントが合ったときその星は一番小さくなります。
それでバシッとピントが合った状態なのでズレないようにマスキングテープか何かでピントリングを固定してしまえばあとは設定をいろいろ試しつつバシバシ撮っていけばOKです。

しかも星は遠いので、一度合わせてしまえば仮に別の場所に移動してもそのまま撮影できます。

まとめ

難しそうな星空も、設定のやり方さえ覚えてしまえば意外と簡単に撮れるのです。
しっかりと風景も収めつつ星も撮るとなると別の手法になりますが、風景はシルエットで星空がメインの写真なら特別な道具もなく(三脚は普通の道具ですよね?笑)撮ることができるので是非一度チャレンジしてみてわ??

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