難しいけど素敵な写真になる広角レンズ

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広角レンズについて

そもそも広角レンズって望遠レンズよりも馴染みが薄いかもしれません。
スマホもカメラを起動して撮る時は最初一番広く見せて調整のために拡大(望遠)で撮ることが多いと思うので、さらに広く撮りたいと思う機会って少なかった、というか撮れなきゃあきらめてませんでした?
私はスマホで収まらない時は潔くあきらめるかパノラマモードにして撮ってました。

広角レンズはパノラマ撮影のような広い空間を撮影できるのが特徴なのです。
しかもパノラマ撮影と違って横はもちろん縦にも広くなる素敵なレンズなのです。

今回はそんな広角レンズの魅力をお伝えしていきたいと思います。

そもそも広角ってどのくらいから?

焦点距離によって広角・標準・望遠って分かれてるのはわかるものの、いったいどこからどこまでが広角?どこからが望遠?

実はこれ、明確な決まりはありません。
一つ基準があるとすればフルサイズ機の50㎜が標準と言われており、これより焦点距離が短ければ広角、長ければ望遠かもしれません。

ただ、一般的には16-35㎜が広角ズーム、24-70㎜が標準ズーム、70-200㎜が望遠ズームと各社若干焦点距離の違いはあれど、お高いレンズがこんな住み分けなので、一番近い焦点距離のレンズでどこに属するかで考えてしまっていいと思います。
(APS-Cサイズのカメラであれば焦点距離が1.5~1.6倍になるので、10-22㎜で広角なイメージです)

広角レンズの魅力

広角レンズの魅力は何といっても広く写せること。
視野以上に広いんじゃないか、と思うほど画角が広くなります。
そしてこれまで撮れなかった室内などの狭い場所ですら苦労せず撮影ができます。
IMG_0451
焦点距離:10㎜ 絞り値:F8 シャッタースピード:1/15 ISO感度:250

そして写した写真はなんとなく広さを感じる写真に仕上がります。
実は広く写すことで、空間を大きく見せることができます。
その分被写体は小さく写るので、望遠レンズとは当たり前ですが正反対ですね。

通常近くのものは大きく、遠くのものは小さく見えることで遠近感がわかります。
これをパースペクティブ(遠近感)と呼ぶのですが、実際の視覚以上にこの遠近感が強調され独特の写真が撮れるのです。
IMG_0440
焦点距離:10㎜ 絞り値:F8 シャッタースピード:1/20 ISO感度:3200

手前の顔というか鼻と口が強調される一方、背景は遠く感じ空間が広く見える分、このクマの置物がすごく大きい印象無いです?

これは置物に思いっきり寄って撮影しました。
通常被写体が小さくなるので、その分寄って撮影すると被写体自体は大きく写せますが、背景の大きさは大した変わらないので、このように遠近感を強く出すことができ、印象的な写真が撮れます。
逆に言うと手前や画の中に目を引くものが何もなければ、ただ広いだけの写真になり、何を撮りたいのかわからない写真となってしまいがちです。
なので広角レンズはどこでも撮れる半面、画作りとしては難しいレンズでもあるのです。

パースペクティブを活かした撮影

パースペクティブが強烈になるということはもともと遠近感がわかりやすい場所で写真を撮るとより強烈になる、ということでもあります。
IMG_0452
焦点距離:10㎜ 絞り値:F8 シャッタースピード:1/50 ISO感度:100

左右非対称でごめんなさい笑
結構長い階段なのですが、こういったところを広角レンズで撮影するとどこまでも続くような印象受けませんか?
トンネルや直線の道等、手前奥まで続くようなもともと遠近感がわかりやすいものは、より一層強調されるので普段とは違う写真が撮れるのです。

まとめ

風景を広く撮りたいときはもちろん、工夫して撮ることで一風変わった面白い写真を撮ることができます。
なんなら最近では標準レンズよりも使用頻度増えてきて、お写ん歩レンズになりかけてます笑
寄って撮るも良し、引いてワイドに撮るも良し、使い方も広角な広角レンズでした笑

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