望遠レンズ選びで悩んでませんか??

始めのうちはキットレンズでついてくる望遠での撮影は、近くが撮れないしなんでもかんでもアップになるから使いづらい、そんな印象で嫌煙される方も少なくないと思います。
実際私も望遠で何撮るの?と思ってました。
でも実際に飛行機を撮るようになり、動物園などでも活躍することがわかり、こんなに「こんなにアップで撮れるんだ」「背景ぼかすの楽」等、後で魅力に気付くのが望遠レンズだったりするのかもしれません。

そして、望遠で撮ってるうちにキットレンズからきっと(洒落じゃないですよ?笑)ステップアップしたくなると思います。
そして調べると各メーカー様々なレンズを出しており、悩むことが多いと思います。

そこでどう選べばいいか少しでも参考になれば、そしてオススメレンズのご紹介ができればと思います。

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キットレンズで足りないと感じるものは何か

足りないと感じる部分を考えてみましょう。
私が使ってたのは【EF-S 55-250mm F4-5.6 IS Ⅱ】というキットレンズでした。
これがまた写りがすごく良く、それまでキットレンズは「その焦点距離で撮れます、お試しにどうぞ」程度と思ってた私の考えを改めさせてくれました。
ただ、そんなレンズですが使ってるとすぐに不満が出てきました。

焦点距離が足りないのです。
望遠なのに焦点距離が足りないって致命傷ですよね!
そう自分に言い聞かせ新たなレンズ探しを始めたのでした笑

候補に挙がった望遠レンズ達

実際買うとなっていろいろと調べてみました。

【EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM】
純正レンズです。しかも憧れの白レンズです。
これあれば空港の飛行機は何も苦労しないと思います。
憧れのルークオザワさんも使ってるので間違いないです。
対逆光にも強く、ピント合わせも純正ならではの安心スペックで写りも素敵。
しかも防塵防滴で雨の日の撮影も安心と素晴らしいレンズです。

ただそんなすごいレンズにも弱点があります。
まぁ想像つくでしょうが、この手のズームレンズとして見た時、お値段も凄いのです(-_-;)
初心者のうちにこれを買っちゃったらいずれ600㎜F4とかに手を出してしまいそうなので上手くなってからと思いとどまりました笑

【SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM】
次に候補に挙がったレンズがシグマのレンズ。
焦点距離はキャノンのLレンズと同じで直進ズームもできる優れもの。
実際借りて使わせてもらったとき、写りもいいし使いやすい、AFも早いしありだなぁと感じました。
しかも価格も1/3程でお買い得!

ただこのレンズ、1/3段分純正より暗いのです。
夜の撮影することもあるし少しでも明るい方がいいなーと他も探すことに。

【SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】
このレンズは焦点距離が広角端50㎜なくなる代わりに望遠端が200㎜増えるすごい望遠レンズ。
キャノンのAPS-C機につけると焦点距離1.6倍になるので、100-400㎜で換算160-640㎜ですが、150-600㎜だと換算240-960㎜のすごい望遠になってしまうすごいやつです笑
月もクレーター撮れます。鳥も撮れます。望遠使うシーンは大体何でもできるのではないでしょうか?
しかも400㎜まではF5.6で撮れます。

これ最有力として考えてました。

【TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2】
シグマのレンズと同じ焦点距離、明るさのタムロンレンズです。
タムロンのレンズは手振れ補正がすごいです。
ファインダー覗くとカクカクと癖のある動きがありますが、カクとカクの間の止まってるシーンは吸い付くようにファインダー像がピターっと止まってます。
そしてコーティングがeBANDコーティングという逆光に強いコーティングが施してあり、ゴーストフレアが少なそうな印象がありました。
そしてシグマ同様400㎜までF5.6で撮れます。

ただ、TAMRONのレンズはズームリングの回転方向が逆なので慣れることができるか不安です。

悩んで決めた1本は??

すべて買えれば比較して好みのものを残せばいいのでしょうが、凡人の私にはそんなことできません笑
ただ、150-600㎜のどちらかが自分の用途にはあってると思い、シグマとタムロンの2本に絞っていろいろ作例を見たり、レビューを見たりしていました。
正直大きな差は無さそうでしたが、シグマはシャープな写りと寒色系が得意、タムロンは暖色系の優しい写りでシャープ感はシグマに劣るものの不足してるわけではありません。

・防塵防滴性能は若干タムロンの方が良さそうですがドングリの背比べかな?
・シグマはズームリングがキャノン方向なので慣れている(タムロンは逆で慣れが必要)
・対逆光性はタムロンの方が良さそう。
・シグマはシャープな写り、タムロンはフワッとした写り
・写真全体の雰囲気がなんとなくタムロンの方が好き。

そんな揺れ動きつつもタムロンに傾きかけてた時に、新品同様の中古品が家の近くで売られてるのを見つけてしまい、これは買えってことだと勝手な解釈から無事購入となりました笑

実際どうなのか

そんなこんなでお店から出た足でそのまま空港へ笑
予想通りズームリングが逆だと慣れるまで逆の行動を取ってしまいます。
ちなみに空港に2回通えば慣れました笑

肝心の写りですが、予想通り逆光には強いしブレにも強いです。
普通のファインダー像含め手振れ補正するモード(モード1)の他、流し撮りモード(モード2)と撮影時の補正効果最優先モード(モード3)があり、モード2と3はカクカクしないので違和感なく使えます。
飛行機は基本モード2で撮影し、手持ちで静止物撮影はモード3と分けて使ってます。
また、暖色系が得意なイメージもそのままで、夕焼けなどでの撮影も綺麗な色が出るのでまさしく写りは理想的でした。

IMG_7144

こんなシーンでもゴーストは出づらく、きれいな夕焼けが撮れてます。

IMG_7218
このようにライトが直射するようなシーンでは結構ゴースト出やすいですが、これでも出てません。
実際いろいろ撮ってると若干出たりはあるもののか
なりゴーストフレアには強いと思います。

そして背景の枝など見てもシャープさも問題なさそうです。
また、使ってるうちに気付きましたが、ズームしてレンズが伸びても重心がそんなに変わらないので疲れずらいと思います。
(シグマレンズはズームすると重心が前へと変わっていくので、バッテリーグリップ付きのボディ等じゃないともしかするとバランス悪いかも?)

ただ、150㎜スタートだと手前の飛行機の頭からお尻までを撮影することができないと気付きました笑
そんな時もエンジンやギアのドアップを撮ってみたりといろいろ試行錯誤して付き合ってます。

まとめ

正直上にあげた4本のレンズはどれを選んでも後悔はないと思います。
差をいろいろ書いたものの純正を除けば大差があるわけではありません。
純正はさすが純正となると思いますが、その分値段もさすが純正です笑

ズームリングの回転方向慣れるかがどうしても不安だからだけでシグマ選んでも良いと思いますし、手振れ補正の性能だけでタムロン選んでもいいと思います。

重要なのは大差はなくても小さい差や違いはあるので、その中でどこが自分にとって優先かを見つけることだと思います。

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