夜景やイルミネーションを綺麗に撮りたい

一眼レフを持つと、夜景やイルミネーション等の暗いシーン綺麗に撮りたいと思う方も多いと思います。
今回そんな方に暗いシーンの取り方とちょっとしたことで印象付けができる方法をお伝えできればと思います。

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三脚は必需品

暗いシーンの撮影なので三脚はほぼ必需品だと思います。
一応無くても、イルミネーションや明る目の風景であれば、最近のカメラは高感度撮影でもノイズが少ないので、ISOを上げれば撮れます。
そもそも一眼レフが綺麗に撮れる理由は、センサーが大きい分ノイズが少なくなるため、同じ感度で撮ったスマホなどの画像と比べると綺麗な写真が撮れるのです。

ただ、同じ一眼レフで低感度で撮影した写真と比較するとやはり高感度撮影はザラザラ画質となってしまいます。
そこで低感度でシャッタースピードを遅くして撮影する必要が出てくる、シャッタースピードが遅いと手持ちではブレてしまうので三脚が必需品なのです。

夜景におすすめのレンズ

暗いところで撮るので、一見明るいレンズが必要と感じられますが、その必要はありません。
中には後ろの光源をボカしたい等の特定の条件では明るいレンズの方がいいケースもありますが、実はほとんどの場合F11等絞っての撮影が多いです。

なので明るいレンズがないしと夜景やイルミネーション撮影を諦めてた方がもしいらっしゃれば、今あるレンズで撮りに行ってみてください。

そして、これも撮るものによりますが、僕は広角レンズより、標準から少し望遠のレンズの方が綺麗に仕上がる気がします。

IMG_1653
この写真、50㎜(フルサイズ換算80㎜)で撮影しています。
広角より良い理由として、光の感覚が圧縮効果によって近く見え、光が密集しているように見えるのです。

また、これはF13に絞っての撮影になりますが、街灯などの光源がウニみたくイガイガして光ってます感が出て、印象的付けができるのです。

IMG_1652
ちなみにこれはF8での撮影です。
写真の色見が違うのは別の要因なので一旦気にしないでください笑
見ていただきたいのは光源のイガイガ具合です。
なんとなく光のイガイガが薄れて優しい雰囲気になりました。

このように絞りによって光り方を変えることができ、表現が変わるのです。

また、絞ることで遠くまでピントが合って見えるようになるため、展望台からの撮影等でも絞っての撮影が有効となります。

なので夜景に関しては標準から中望遠位のレンズであればキレイに撮ることができると思います。

イルミネーションにおすすめのレンズ

イルミネーションの場合は少し変わります。
望遠で撮ることもできますが、どちらかと言えば広角気味に撮ると印象的になることが多い気がします。
というのも狭い空間で光の演出を行っていることが多いと思うので、広角の方が収めやすいのです。
IMG_1757
確か光のトンネルという名前がついていた気がします笑

このような場所では、下がれば確かに望遠でも撮れますが、人も多く、なかなか下がれません。
そんな時に広角があれば入り口から奥まで人が途切れた時にチャチャっと撮れてしまいます。
そして広角な分、手前の光は疎らで、奥に行けば密集し、遠近感が強調されて実際より長いトンネルに見えるのも特徴です。

IMG_1768
苔の洞窟という名前のイルミネーションだったと思いますが、こちらも広角10㎜で撮りました。
ここもそんなに広い空間ではないものの、かなり広い範囲を移すことができ、パースが強烈に効いて独特の写りになっています。
ちなみにこれツララです笑

イルミネーションも共にF8から16の間くらいで撮影しています。
というのも絞ったほうが写真がシャープになるのでより綺麗に見えるのです。

ただ、その分シャッタースピードは2秒や5秒等となるので(ISO100の時)三脚は必須となります。

明るいレンズが必要な時

明るいレンズで撮る必要がケースは、ボケを活かした写真を撮りたいときです。
これは昼間の撮影と一緒ですね。

IMG_1729
こんな風に奥の被写体を撮りつつ前ボケを活かしたい時などは明るいレンズがあると撮りやすいです。
なので、表現の幅が広がる明るいレンズはあっても良いと思いますが、暗いから明るいレンズという考えであれば全くの不要なのです。

ちなみにこれはF2.8で撮ってますが、もっと明るいレンズであれば奥の明かりもボカすことができたと思います。

まとめ

実は夜景やイルミネーションは一眼レフであればどんなレンズでもそれなりに撮れてしまいます。
なので、練習(本番がいつかはわかりませんが笑)兼ねて、今ある機材で撮りに行くのもアリではないでしょうか??

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