カメラ初心者にオススメの撮影モード

最近、私がカメラにハマっていることが周りの方にも広まっていき、新たにカメラを始めた人から撮影の仕方を聞かれる機会が増えてきました。

その中でも多いのが、「いつもオートで撮ってるけど、本当はどのモードで撮ればいいの??」という質問。

まぁ確かにコンパクトデジカメやスマホはピント合わせて撮るだけなので、モードがいっぱいある一眼レフを持ち始めは何が何だかわかりませんよね(;^ω^)

そんなカメラ始めたばかりの方に向けた、オススメの設定をお伝えしたいと思います。

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ブレのない写真を撮りたい!

写真を撮る上で、大前提ブレた写真は撮りたくないですよね??

Camera:Canon EOS 80D Lens:Sigma 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
焦点距離:50㎜ F値:F2.8 シャッタースピード:0.8秒 ISO:100

薄暗かったり動きが速いものを撮影しようとした時等、シャッタースピードが遅い時にブレは発生します。

かといってシャッタースピードを早くすればいいんだねと、そのまま早くしようとしたら今度は写真が暗くなってしまいます。

そんな時に便利なのがISO感度の設定でAUTOがあるのでそれで撮るとブレの失敗はある程度軽減できるようになります。

Camera:iPhoneX

ISO感度というのは光を捉える感度で、感度を上げれば少ない光も捉えてくれますが、その分ノイズが出やすくなり、拡大するとザラザラになってしまっていたりします。

ですがブレた写真よりザラザラでもブレてない写真の方が価値があると思うので、最初のうちはあまり気にせずに感度を上げて撮りましょう。

また、感度を上げても真っ暗だとどうしてもシャッタースピードが落ちてしまいますので、そういう時には手持ち撮影は諦めて三脚を使いましょう。

一眼レフなのにボケない

これ最近よく言われます。

良く一眼レフで撮られた写真で背景がボケていたりするのを見て、それを撮りたいと一眼レフを買ったはいいけど「スマホと大した変わらない」と最初のころは私も良く思いました笑

一眼レフはボケを作りやすいですが、ボケのための条件というのもあるのです。

カメラから被写体までの距離と被写体から後ろ(もしくは手前)の距離が関係します。

下手くそでごめんなさい笑

ピントを合わせている被写体が近く、その後ろの背景が遠ければ遠いほどボケますし、望遠レンズで近くのものを撮りつつ背景が遠くにある場合はトロけるようなボケが表現できます。

Camera:Canon EOS 5D mark3 Lens:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
焦点距離:600㎜ F値:F6.3 シャッタースピード:1/60 ISO:6400

また、F値(絞り値)でも表現が変わります。

Camera:Canon EOS 80D Lens:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
焦点距離:50㎜ F値:F2.8 シャッタースピード:1/2500秒 ISO:100

Camera:Canon EOS 80D Lens:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
焦点距離:50㎜ F値:F8 シャッタースピード:1/320秒 ISO:100

F2.8で撮った写真は背景ボケてますが、F8で撮った写真はそれなりにくっきりしてますよね?

この絞り値を自在に操れるAvモードでボカしたり背景含めてくっきり撮ったりすると一眼らしい写真が撮れるようになると思います。

シャッタースピードはオートなので、ISO感度もAutoにしておけばまずブレた写真にはならないかと思います。

ちなみに、初心者を卒業してある程度撮れるようになってた方々も、Avモードでの撮影頻度がかなり高いみたいです。

私も8割くらいはAvモードで撮影してます。

ボケを活かして印象的な写真を撮ろう!
思ったようにボケを活かした写真が撮れない。そんな時に簡単にボケを活かした撮影をする方法。

こちらも参考にしてみてください(^^)/

写真の中に動きをつけたい

シャッタースピードを変えることで一部だけブラした写真を撮ることができます。

Camera:Canon EOS 80D Lens:EF 50mm F1.8 STM
焦点距離:50㎜ F値:F13 シャッタースピード:0.8秒 ISO:100

これはブレ対策とは逆の考えですね。

なので手持ちで表現するのは難しいので三脚を使いましょう。

シャッタースピードは自分で決めれるTvモードで、水の流れを表現したいなら0.3秒以上のシャッタースピードで糸みたくできます。

Camera:Canon EOS 80D Lens:Canon EF 70-200mm F2.8L IS III USM
焦点距離:115㎜ F値:F2.8 シャッタースピード:1/10 ISO:6400

また、流し撮りをしてみたいという方も最初はTvモードでの撮影が良いのではないかと思います。

絞り値は自動なので、ISOがAutoなら明るすぎたり暗すぎたりといった失敗はそれほどないと思います。

動きの表現を重要視する場合はTvモードがオススメですが、慣れてくるとなんかイメージと違うと感じるようになり、Mモードでの撮影機会が私は増えました。

Avモード・Tvモードにも弱点はある

Avモードはシャッタースピードが自動、Tvモードは絞り値が自動で撮影出来るモードなので、撮りたい画に合わせて設定をしてあげれば、ある程度イメージ通りの仕上がりになるかと思います。

ただ、そんな便利な撮影モードにも弱点はあります。

それは少し構図を変えたら光の入り方が変わってしまい、被写体の明るさが変わることがあること。

飛行機を撮っているときに背景が山の時と空の時で、背景の明るさに引っ張られて、被写体である飛行機の明るさが変わってしまうことが多々あります。

そういう時にはMモードでISOも自分で設定してあげれば、被写体の明るさは変わらず撮影できるのです。

その設定の際、ベストだった時の撮影データをカメラのモニターで確認して、その設定をマニュアルで設定してあげれば、理想的な写真を撮りやすくなります。

まとめ

最初のうちはとにかくAvモードでの撮影を基本にしつつ、ISOオートでF値の変化で写りの変化がどうなるかを学びつつ引き出しを増やしていくことが良いと思います。

また、少し慣れてきたら水の流れや雲の流れなど、写真の中に動きを表現してみたいと思ったとき、Tvモードを活用してみるとイメージ通りの写真を撮れて一眼レフがより楽しくなっていくと思います。

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