写真を撮る時、手前から奥までピントがあって欲しい時ってありますよね??
そんな時、カメラだけだとF値を絞るくらいしか方法がないですが、Photoshopを使えば手前から奥まであったような写真を作ることができます!
今回はそのやり方をお伝えしたいと思います( ^ω^ )
被写界深度合成とは
被写界深度合成って聞き覚えない方も多いかもしれません。
簡単にいうと、画角は全く同じように撮影しつつ、ピント位置のみ変えて複数枚撮影したものを合成する方法となります!

Camera:Canon EOS R5 Lens:RF24-105mm F4L IS USM
焦点距離:105㎜ F値:F13 シャッタースピード:1/400 ISO:100
実は先日のこちらの写真は被写界深度合成を行った合成写真となります!
合成写真と聞くと抵抗がある方も多いかもしれませんし、フォトコンなどでは合成NGだったりするので使えないけどSNSなどにアップする分にはアリな手法だと思います( ^ω^ )

被写界深度合成のやり方
突き詰めていけば手間のかかる作業ですが、今使っている現像ソフトがLightroomだったりPhotoshopだったりであればすごく簡単にできたりします!
Adobeのフォトプランを使っていれば両方あるのでそのままできてしまいます!
素材の撮影
ます始めに、三脚にカメラを乗せて構図が変わらないようにセットしてください。
これは合成する際にズレていたらサイズや位置の調整をしなくてはいけなくなる(もしかしたら自動で合わせてくれる可能性もある?)ため、あと工程の手間を考えると同じ構図の写真が撮れるようにしておきましょう。
そして、ピントを合わせたい範囲で少しずつピント面をずらして数枚撮影してください。
また、設定が変わらないように、マニュアル撮影をお勧めします!(露出が変わるとあと工程が面倒になると思います)
Lightroomで現像
撮影が終わったら、まずはLightroomで現像しましょう!
1枚現像しっかりやったらその後ピント面を変えた同じ画角の写真には設定コピーするだけで同じ設定の写真を量産できるので露出などいじったら他の画像にもその設定を適用しましょう!
ちなみに書き出しはここでは行わなくて大丈夫です。
Photoshopにレイヤーで出力
露出など調整したらここからPhotoshopでの作業となります。

Lightroom画面
まずは調整した同じ画角の画像を全て選択しましょう。

Lightroom画面
次に選択した画像を右クリックし、Photoshopでレイヤーとして開くを選択。
Lightroomでの作業は一旦ここまでとなります。
Photoshopでの作業
こちらはすごく簡単です。

Photoshop画面
レイヤーで飛んできた写真データたちが全て入ってきているので、これをまた全選択します。

Photoshop画面
レイヤーを全選択した状態で編集→レイヤーを自動合成を選択すると

Photoshop画面
このような画面が出てきます。
スタック、シームレスなトーンとカラー、コンテンツに応じた〜はチェックついたままOKで何やら処理してくれます!
サクッとであれば作業はこれで終了です!
若干よくわからない切り取り方で合成してたりすることがあるので、変なところは手動で直せば良いかと思いますが、ほぼほぼわからないくらい性格に合成してくれるのでいじる必要そんなにないかと思います!
まとめ
手前から奥までピントのあった写真を撮りたい、けど絞り込みたくない!というときに使える手法なのですが、こだわりすぎなければすごく簡単にできてしまうので、一度やってみてはどうでしょうか??
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