削除データを「EaseUS Data Recovery Wizard」で復元してみた

写真を現像しようとして間違ってファイルを消してしまったこととかってないですか??

私、一度だけ寝ぼけながら現像しようとして、メモリーカードからNASのHDDにコピーしている最中に何を思ったか元のフォルダ削除してデータを失ったことがあります(/ _ ; )

幸いその時のデータは暇でロケハン兼ねて撮った写真だったのでショックはありませんでしたが、これが本気で撮りに行った遠方の写真とかだったらショックが大きすぎます((((;゚Д゚)))))))

そんな時の救世主になってくれそうな「EaseUS Data Recovery Wizard」を使って復元を試みてみました!

EaseUS Date Recovery Wizard

EaseUSのHPより

※今回はEaseUS様より製品提供を受けて書かせていただいております。

ご提供頂いてますが、良い点悪い点含めご紹介下さいとのことなので、良いところも悪いところも書いていこうかと思ってます!

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そもそもEaseUS(イーザス)って??

EaseUSって書いてイーザスと読むのですが、初めて聞く人も多いかも??

私もレビュー記事の依頼が来るまでは知らずに、調べて初めて知った会社でした(^_^)a

2004年に中国で生まれたソフトウエアの会社のようです。

日本製じゃなく、中国と聞いて不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが導入企業としてNikonやEPSON、IBMなど大手企業の名前もいっぱいあるので、少なくとも一個人として使う分には不安に思う必要がない企業かな?と思います。

主にデータリカバリー、バックアップパーティション管理などのデータに関わるソフト開発の会社でPCはもちろん、iPhoneやAndroid用のソフトなんかも扱っています。

今回はMac用をご提供頂いたので早速使ってみました!

EaseUS Data Recovery Wizardについて

そもそもEaseUS Data Recovery Wizardって何するもの??って話ですよね笑

データの復元ソフトで、間違えて削除してしまったファイルを復元してくれるソフトになります!

復元ソフトって何してるの??

データの復元ってすごく難しそうと思うかもしれませんが、理屈としては実は結構シンプルだったりします。

データを削除するときって基本的にはいらなくなったものを捨てる感覚ですよね??

実はデータは削除するだけでは物理的?(物じゃないから物理的にっておかしいけどw)には消えていないのです!

文章にするのは難しいですが、消したデータを読み込めなくしてデータの上に新しいデータを上書きできる状態にしているだけで、上書きさえされなければ削除したデータはハードディスクやSSD、メモリーカード等に残っているので、それを再度読み込みできるようにして上書きできないようにしている感じ?

EaseUS Data Recovery Wizardにはそういう記載があるわけじゃないですが、きっと同じようなことをして復元しているものと思われます。

現実世界で考えると?

パソコン内での話だと分かりづらいので現実世界での例えを考えてみました笑

ゴミ箱に捨てたゴミ(PC上のゴミ箱の中)をゴミステーションに持って行ったら(ゴミ箱から削除)家(パソコン上)から消えるけどゴミステーションにはありますよね?

それをゴミ収集車が持って行くまで(上書きされるまで)はゴミステーションに取りに行くと元に戻せる、そんなイメージでしょうか?

とはいえパソコン内のゴミステーションは基本的に一方通行で捨てることしかできないのですが、取りに行ってくれる人がEaseUS Data Recovery Wizardというソフトというイメージで伝わりますか??笑

分かりづらければスルーしてください笑

金額について

EaseUS Data Recovery Wizardは無料版(体験版?)と製品版があります!

EaseUS®Mac用無料データ復旧ソフト - EaseUS Data Recovery Wizard For Mac Free |EaseUS公式サイト
【EaseUS(イーザス)公式サイト】EaseUSDataRecoveryWizardForMacFreeはMacゴミ箱から削除/破損/フォーマットしたMacのハードディスク、メモリカード、CFカード、SDカードなどなどの記憶装置から消えたファイルを復元できる最高の無料データ復旧ソフトです。

どちらでも復元はできるのですが、無料版だとインストールだけでは500MBまでのデータしか復旧できないようで、SNSなどでシェアすることで2GBまで復元可能となるみたいです(一つのデータ容量ではなく復元するデータ総容量です)

正直一つのデータをどうしても復旧させたいということであれば無料版でも良いですが、写真データとかになるとあっという間に500MBや2GBなど超えると思うので、製品版じゃないとまともに使えないと思います。

製品版であれば総容量無制限に復旧できるので、フォルダ丸ごと消しちゃった!という時には製品版じゃなければ復旧不可能と考えて良いと思います!

そんな製品版ですが、Windows版であれば8,900円、Mac版で10,990円(共に税別)となっており、謎にWindows版の方がバージョンは上なのにMAC版が高額仕様になっている?(2022年1月27日現在Windows版が14.5でMAC版が13.2)

せめてバージョン一緒ならMacユーザーの方が少ないから高額はなんとなくわかりますが、古くて高いってなんか損した気分になってしまう、、、

早速使ってみた

13.2ながらも製品版の提供受けたからには使ってみないと記事が書けません!笑(ちなみにバージョンの違いについてはよく分かりません笑)

基本的に私はEOS R5で撮影していますが、その撮影データはCFexpressにRAWで保存してます。

そしてそのデータをNASのHDDにコピーして終わったら削除しています。

(NASって何?って人はこちら)

なので、CFexpressには削除したデータが残っているはずなので、そのデータをM1のMacBookProで復元してみました!

使い方は簡単

ソフトのインストールは特に難しいこともないので割愛しますが、復元したいファイルがあるドライブ上にはインストールしない方が良いでしょう。

インストールしたところに目的のファイルがあったら上書きしてしまって復元できなくなるので、別のドライブが有ればそちらにダウンロードとインストール行うことで復元できる可能性を下げずに済みます。

TOP画面に復元するドライブが表示されているのでそれを選ぶだけ!

EaseUS Data Recovery Wizard

EaseUS Data Recovery WizardのTOP画面

当初SDカードで試そうと思いましたが、読み書き遅いし今回は読み込み速度が速いCFexpressで復元を試してみました!

内蔵ドライブのがさらに速いけど内蔵ドライブ復元で内蔵ドライブ保存にすると復元データの書き込みで復元したい物が消える可能性があるので、復元したいものとは別のドライブに保存が推奨されてます。

ちなみに下のDataと書かれたものは使っているMacBookProのSSD内のデータ復元の際に選択する内部デバイスとなります!

復元までは割と早い

実際に使ってみると残り時間が結構長い、、、

EaseUS Data Recovery Wizard

EaseUS Data Recovery Wizardの復元中画面

1時間20分と見て、これは時間ある時じゃないとやっちゃいけないやつや!と思って一度作業中断したくらいにして笑

とはいえスキャンのボタンを押して後は放置しておけば勝手に進んでいくので他の作業もできるし、とりあえずエラーとかで止まってもすぐわかるようにパソコンを近くに置いてゲームをしていました笑

ただ、実際には終了までは意外と早かったです!

EaseUS Data Recovery Wizard

EaseUS Data Recovery Wizard復元時間

下がCFexpressで上がSDカードなのですが、何故かデータ量の多いSDの方が早く終わってますね!

おそらくSDには基本的にJPEGのみしか入れてないので、読み込みが楽だった?

後述しますが、CFexpressは7GBちょっとになってますが、本来80GBとか行ってもおかしくないので復元できていないファイルが大量にあるっぽいです。

おそらく書いては消してを繰り返しているから古いファイルは壊れてしまっているのかな?だから実際は調べる領域は128GB分あったので時間がかかったとか?(SDカードは32GBのものを使っているので32GB分しか調べる領域がない)

何故かJPEGのみ復元

復元してみたところ謎の現象が起きました!

EaseUS Data Recovery Wizard

EaseUS Data Recovery Wizard復元データ

これ、Rawしか入れていないはずのCFexpressの復元結果なのですが、JPEGのみしか復元できていませんでした。

ちなみに、私は普段はRawのみでJPEGは保存してません(人からの依頼の時はバックアップとしてSDにJPEGデータを残すように設定変更したりはしていますがCFexpressに同時書き込みの設定にはしていない)

ちなみに試しに5DのRawデータをCFexpressに入れて削除して復元みたところ、CR2の復元はCR2として復元されました!

EOS R5のCR3というRawデータってもしかしてその中にJPEGのデータが入っている?もしくはプレビュー用にJPEGが見えないところで保存されている?はたまたRawとJPEGが一度同時書き込みされてJPEGいらない設定にしていたらJPEGを削除している?

よく分かりませんが、Rawが復元できない代わりにJPEGが復元されたので、写真が全く見れないという最悪の展開は回避できそう!

とはいえRawが無ければ現像などはほとんどできないのですが、、、

ちなみに他の人のレビューなど見ているとWindows機でかつEOS RPでのCR3は復元できていたそうですが、Macだからできないのか、同じCR3の拡張子でもR5とRPで別物なのか、この辺はもっと調べてみないと分かりそうにありません。

EaseUS Data Recovery Wizard

EaseUS Data Recovery Wizard復元データ

もしかして復元したらCR3になる??と思い、全てのデータを復元してみたのですが、結果としてJPEGが綺麗に復活してましたσ(^_^;)

そしてその復元されたJPEGみると12月初めに行ったオンネトーの時以降のデータ(オンネトーからの帰り道分から)がJPEGとして残っている感じでそれ以前のデータは復元できてませんでしたσ(^_^;)

まぁ削除した直後であればほぼほぼ復元できそうな雰囲気ではありますね!

謎のMOVファイル復元

たまに動画を撮ることはあるのですが、お遊び程度なので数はこれまでの累計で考えてもよくて十数個分の動画ファイルくらいなはず。

EaseUS Data Recovery Wizard

EaseUS Data Recovery Wizard MOVファイル

ですが、100を超えるMOVファイルが謎に復元されました!

そしてそれは何故か動画再生アプリなど使っても再生できない(T ^ T)

ふと思ったのですが、復元したJPEG画像とほぼ同じくらいの数のMOVファイル、さらにはデータ容量もRawデータと同じくらいの容量、ということは?これ拡張子CR3にしたら実はRawファイルとして読み込みできんじゃね??と思って拡張子を変えてみたところ、見事にRawとして読み込ませることができました!

諦めていたRawデータも復元できる(拡張子直す手間はあるけど)とわかったので、これは万一自信作を消してしまった際などには使えるなと感じました!

まとめ

今回使わせていただいたEaseUS Data Recovery Wizardですが、意外なほど簡単にデータの復元をすることができたので、万が一の時には使っていきたいなと感じる物でした。

とはいえ必ず復元できると保証されている物ではないですし、データの管理はしっかりしつつ、緊急事態の時に力を発揮してくれる最後の砦的な位置にEaseUS Data Recovery Wizardがあると少し安心できるかもしれません。

もちろん画像データ以外にもオフィス関係のデータや音楽データなども復元可能なので、データが消えてお困りの方は一度試してみる価値ありだと思います!

EaseUSさんには是非ともCR3のファイルを動画ファイルとして復元ではなく、しっかりCR3として復元できるようにアップデートしていただきたいです(もしかしてWindows版の14.5は対応したバージョンってこと??ならMac版もバージョンアップしてほしいところですね)

 

 

 

 

 

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