キャノンの新型ナナニッパであるEF 70-200mm F2.8L IS III USMを買ってから、ほとんどの撮影でこのレンズを使うほどお気に入りレンズとなりました(*^^*)
素晴らしい写りとAF精度などさすが純正レンズですね。

ですが、撮影していてずっと気になっていたことがやっと理由判明したので、これから購入される方等の参考になれば幸いです。
青空とか撮った時になぜか四隅が暗くなることがある
全ての条件で四隅が暗くなるわけではありません。

Camera:Canon EOS 5D mark3 Lens:Canon EF 70-200mm F2.8L IS III USM
焦点距離:70㎜ F値:F11 シャッタースピード:1/50 ISO:100
このようにしっかりと撮影出来ているものもちゃんとあります。

Camera:Canon EOS 5D mark3 Lens:Canon EF 70-200mm F2.8L IS III USM
焦点距離:115㎜ F値:F8 シャッタースピード:1/60 ISO:100
しかし特定の条件でこのように四隅に影か出てしまうのです。
最初フードのつけ間違えを疑いましたが、つけ間違えていればそもそもカチッと止まらないはずですし、別の日に撮影しても同様に再現できるため違う、レンズ早くも壊れた??と焦りました笑
四隅の影が出る条件
影が出る時、出ない時で何が違うのかを考えてみました。
焦点距離
はじめに、焦点距離が80㎜程から150㎜程までの間での撮影が思いっきり影が出来てしまっています。
そのほかの焦点距離でも影らしきものは有りますが、周辺減光かな?のレベルの薄さなので気にならないかと思います。
手振れ補正
飛行機の撮影等、動くものを撮影する際は手振れ補正を2にして撮影しています。
1と2で出方が違うかはまだ検証出来てませんが、そもそも手振れ補正オフで影が出来なかったので、手振れ補正が悪さをしているのかな?とまた故障を疑いました笑
フルサイズカメラでしか出ない
この影はフルサイズで撮影した時にしか出ませんでした。
APS-Cであれば影ができる所よりもずっと内側しか使っていないので、出ることがなかったのだと思います。
原因はフィルターだった!
逆光テストでフィルターを外しての撮影の際に、いつもなら出るはずの影が出ません。

Camera:EOS 5D mark3 Lens:EF 70-200mm F2.8L IS III USM
焦点距離:142㎜ F値:F8 SS:1/400 ISO:200
たまたま運がよかったのかな?とその時は思いましたが、後で考えてみたらフィルターが原因と気付くことができたのです。
調べてみたら光学設計がほぼ同じ2型のナナニッパの時からある事象のようで、フィルターを付けると四隅がケラれることがあるみたいですね。
手振れ補正オフでケラれが無かったのは、手振れ補正で動かしているレンズが固定されることで光軸を曲げなくても良い分、レンズの中心で光を捉えることができるのでケラれずに撮影出来たのだと思います。

ケラれの対策
原因が分かったので、その対策をどうするか考えました。
フィルターを使わない
簡単な話、フィルターを使わなければケラれません。
なので今後フィルター無し運用も考えましたが、雨や雪が直接本体レンズに付着するとクリーニングしないといけなくなり、それが要因で傷つけたとかなると洒落になりません。
本体のレンズはシュポシュポだけで清掃したい考えを持ってたりします笑
もっと薄いフィルターに付けなおす
最初はフィルター分の高さが原因と思っていたため、もっと枠が薄い物ってあるのだろうか?と探してみましたが、もともとゼクロスの薄型を使っていたので薄くはできません。
というか、望遠レンズでフードもかなり大きいのにそんなちびっとした高さでケラれが出るか?と思ったときにふとフィルターを見ると気付いてしまいました。

Camera:iPhone
上がゼクロス、下がPro1Dです。
フィルターレンズとフィルター枠の接続部分がレンズ側に伸びており、レンズを若干覆う形になっていたのです。
初の白レンズなので少し高いゼクロスを用意しましたが、実は安いPro1Dの方がフィルター枠の接続部分が若干ではありますが小さく、ケラれを減らすことができるのではないかと思います。
今テスト中なので、ここについては追ってお知らせできればと思います。
まとめ
実はフィルターが悪さするのはゴーストだけじゃないということが今回わかりました。
そしてナナニッパ用に買ったゼクロスは16-35mm F4Lについてます笑
撮影テストを行って追加情報があればまたお伝えできればと思います。
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