先日、LightroomClassicCCがアップデートされましたね!
カワセミが撮れたからと早速の現像をしようとしたところでのアップデートで待たされる焦ったさ、苦痛でした笑

どうせバグの修正とかよくわからないいつものアップデートでしょ??くらいに思ってたのですが、いざアップデートが終了して使ってみるとなんか項目増えてる!!
今回は何個か新たに追加された機能があるようですが、その中でも使って一瞬で虜になってしまった「テクスチャ」のすごさについてお伝えしたいと思います。
テクスチャって??
弄った後の画を見れば違いがわかりますが言葉にするのは難しいですね笑
ピントが合ったところがくっきりするのは当然ですがそれをあえて曖昧にしたり、多少ピントがずれていたとしてもくっきりさせたり、要はディテールの強弱を調整することができるみたいな感じのものです。

Lightroomのテクスチャスライダー
いじる箇所はこちらのみですごい変化が現れます。
わかりやすい比較画像
スクリーンショットにもあるカワセミさんの写真で比較してみたいと思います。

Camera:Canon EOS 80D Lens:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
焦点距離:600㎜ F値:F6.3 シャッタースピード:1/160 ISO:1000
こちらの写真で比較してみたいと思います。
ちなみに、こちらのカワセミはわかりやすいように光量調整のみを行って他は一切何も弄っていません。
テクスチャを−100にしてみる
まず最初に、テクスチャスライダーを左に目一杯、−100にしてみます。

Camera:Canon EOS 80D Lens:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
焦点距離:600㎜ F値:F6.3 シャッタースピード:1/160 ISO:1000
どうでしょう?変化わかりますか??
カワセミがふわっとした感じになり、毛並みがものすごく滑らかになり、つるっと感すらでましたね!
カワセミのディテールはなくなるものの、背景には大きな変化は見られません。
これがテクスチャの凄いところで、モデルさんや人物撮影で、肌の調子だけを整えてあげて、他の部分は撮ったままの画で出力が可能なのです!
ポートレート撮影やモデルさんの撮影などをされているかたにはかなりの武器になること間違い無いと思います!
テクスチャ+100にしてみる
今度は逆に、テクスチャスライダーを右に目一杯の+100にしてみましょう。

Camera:Canon EOS 80D Lens:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
焦点距離:600㎜ F値:F6.3 シャッタースピード:1/160 ISO:1000
今度はどうでしょう。
カワセミがくっきりしましたね!
模様も見えれば羽の毛も解像して見えるようになりました。
ここまで極端に比較すると、止まっている枝木のディテールも変化あることに気づきますが、背景にはほとんど影響が出てません。
ピント面付近のみディテールを強めたり弱めたり、そんな使い方ができるテクスチャスライダーすごくないです??
ピント面のカワセミと枝木だけ妙に浮き出て見えるのは不自然な感じですが、極端な例なのでそこはご愛嬌ということで笑
どんな時に活用できる??
この機能に気づいた時、どんな被写体に向いているか考えました。
マイナス補正が活きる場面
真っ先に思いついたのは、人物の写真で、どうしても肌の細かいシワや最近の高画素機であれば毛穴など、肌の上たすらもくっきり写してしまいがち。
Lightroomでノイズリダクションを必要以上に強めて、あえてディテールを無くして現像したりするものの、背景にも影響が出てしまったり、かといってマスキングして修正するのも手間がかかるし面倒。
そんな作業がテクスチャを使えば解決してしまうと考えると、すごく良い機能に感じます。
もしかすると、ピント面の服のディテールまでなくなってしまう可能性もあるので、厳密には細かくマスキングした方が良いのかもしれませんが、お手軽で現像するのであれば凄い機能だと思います。
プラス補正が活きる場面
これはかなり範囲が広がる気がします。
長秒とは言わずとも、スローシャッターで風景を収めた場面、風などの要因でぶれてるわけじゃ無いけどなんかくっきりもしない時ってあると思います。
そんな時、テクスチャでプラス補正をかけると解像感が出てくっきりすると思います。
実際カワセミの写真も、三脚を構えていた場所とは別の場所に出現したため、三脚からカメラを外して手持ちで撮影してます。
600mmで1/160のシャッタースピードはかなり過酷ですが、羽の解像感を出すことができました。
良く見ると画像が荒れてしまっているものの、拡大しなければバレない程度の画像の劣化に感じるので、なんかパリッとしない時などに大いに使える凄い武器だと思います。
まとめ
テクスチャが使えてディテールを活かすも無くすも自由自在感がすごく武器になりそうで色々な写真で試してみたくなりました。
まだ出始めということもあり、何枚かの現像でしか使ってませんが、使い方をマスターして武器として取り入れていきたいと思いました。
コメント