RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMを今更買った理由

先日のモエレ沼芸術花火でデビューさせたレンズですが、発売されてから既に3年くらい経ってます(^_^)a

今年も旭山記念公園からモエレ沼芸術花火を撮影してきた!
今年もモエレ沼芸術花火を13キロ離れた旭山記念公園から撮影してきましたd( ̄  ̄) 撮り方含め去年撮影したことを参考に変更点などお話しできればと思います(^ ^)

正直このレンズは最初あまり好感を持てなくて全く興味がなかったのですが、新しい望遠ズームが欲しくなって色々調べるうちにこれでいいのかも??と思い悩みに悩んで購入に踏み切りました(^^)v

世の中にレビュー自体は大量にあるので、今回は興味ないレンズから実はいい所を見つけて興味を持てた要因とか含めてお伝えしたいと思います!

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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの良い所

そもそもレビューはいっぱいありますが、そのどれも良いばかり言っていて悪いところは望遠端のF7.1というくらいでそれも400で5.6だったEFの時より100mm伸びてるんだから許容範囲で論破している感じのものがほとんどでした。

とはいえサードパーティレンズでこれまで使っていたTamronの150−600mmは600mmでもF6.3で撮れるので500mmでF7.1スペックダウン感が否めませんので私としては論破されていませんでした笑

ただ視点を変えて用途を限定すれば良いレンズでF7.1がデメリットにならないような気がして、他のメリットが上回ってきたのです。

解像感がピカイチ

まずEF100−400mmの時から思ってましたが、解像感は間違いなく150−600mmなどの超望遠より上を行ってました。

TAMRONの150−600mmのG2も400mmまでF5.6で撮れるし、それなりにシャープな写りだったのでそんなに不満感もなかったのですが、それ以降が解像しない感じで400mmトリミングの方が美しい位に思ってました。

カワセミ

Camera:Canon EOS R5 Lens:Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
焦点距離:500㎜ F値:F7.1 シャッタースピード:1/800 ISO:400

こちら1.6倍クロップ(キヤノンのAPS-Cクロップ)からさらにトリミングしてますが、カワセミがちゃんと写ってます!

これ距離的には30m近くあるのかな?それでここまで写せるのは前までのレンズでは厳しかったです!

Camera:Canon EOS R5 Lens:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
焦点距離:600㎜ F値:F8 シャッタースピード:1/125 ISO:400

これは上の画像の現像設定を全部コピーしてトリミングも同じ分だけカットした感じで、同じ場所の止まり木は別ですが距離もほぼ同じです。

光の入り方が違うので分かりずらいかもしれませんが、木の質感、葉の輪郭などで違いはわかるかな?(カワセミも全然違いますが光が当たってるか当たってないかでも違うのでそこは参考程度に?)

なんかぼやけている気がしませんか??

本来であれば600mmで撮っている分TAMRONの方が有利なはずですが、拡大するとピント面はRF100-500mmの方が良いです!

ちなみにともに三脚に乗せて撮っていてシャッタースピードはTAMRONの方が遅いですが絞っていて解像感を少しでも出そうと頑張っている結果ですねσ(^_^;)

購入前に作例を見まくった結果、ピント面の解像感は本当に良いなぁと思い、多分100mm短くなっても支障ないと判断してそれが正解と思える絵が出てきたのでよかったです笑

AFが早い

これは純正とサードパーティの差が大きいのかも??

もちろんデュアルナノUSMになったのでギュンギュン動くようになったから早いっていうのもあると思います。

動画撮る人であればその差を比較できるのですが、TAMRONで動画撮影したもの多分ないので撮れてません。

ただ、今までよく抜けていたり追いきれてなかったのが抜けが減ってかなり追いかけてくれるようになりました。

カワセミ

Camera:Canon EOS R5 Lens:Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
焦点距離:500㎜ F値:F7.1 シャッタースピード:1/1250 ISO:400

これ真下とか真横方向に動いていればAF性能はそこまで関係ないかもしれませんが、斜め手前水面に飛んできての飛び込みです。

久々のカワセミなので追いきれずちょっとブレてますし、飛び込み手前でフレームから外れて人間が追いきれてないのでここの画像くらいしかないですが、ピントはしっかり合ってます!

R5のAFでもここまで追ってくれるならトラッキングできるR6IIとか人間が追いきれれば鮮明な飛翔シーンを連発できるはず!

R5でもかなり追いかけてくれるので戦闘機とかは全然余裕で追いかけてくれるはずです!

軽い

実はこの理由が一番大きな理由でした笑

というのも、キヤノンがまともな望遠ズームを出さないから(100−500mmはキットレンズスペックと思って本当に興味が湧いていなかった笑)ニコンのZ180-600mmにして、Z8かZ6IIIが出たらそれを望遠用にしつつマウントアダプターでEFマウント使えるみたいなのでそれで通常時サブ機として使えれば最高と思ってましたσ(^_^;)

ただ、Z180-600mmだと登山の時大変だなぁというのは想像につきやすく、さらには現在登山の時にEF70-200mm F2.8L 3型を担いで登ってますが、F2.8で撮ることは皆無でF8とか11とかがほとんどです。

それでいて重量がF2.8だから1.5kgくらい?あって200mmまでしか撮れません。

数百g軽くて500mmまで撮れるならRF100-500mmの方が登山の時利便性と携帯性がよくなるのでは??撮れるものも増えるし!で一気に購入に傾きましたd( ̄  ̄)

ゴーストフレアが少ない?

これまだちゃんと検証できてませんが作例見る感じそのような印象を受けました。

というのも直前まで180−600mmでZマウントデビューしようと思ってましたσ(^_^;)

実際ニコンのレンズは望遠側が特にですがすごく素敵なラインナップで今でもニコンは羨ましいのですが、作例で見るZ180-600mmの画像が高輝度部分にフレアが出てエッジ感なくなっていて解像度が損なわれている感じがしました。

ニコン含めメーカー各社が出している作例はもちろん良いものを選んでいるだろうからまんま信じることはできないので、プロじゃない人たちがYouTubeなどでレビューを乗せてその画像を見て判断しようと思っていて先行レビューなどがされ始めて大手のレビュー記事なども掲載され始め記事内容はあまり見てませんが画像は穴が開くほど見てました笑

ヒコーキの天井に光が当たっていてガッチリ反射しているようなシーンでフレアのような滲みが出ていて、風景やヒコーキで使いたいと思っていて逆光でも結構撮るしこれって結構影響出るんじゃない??って思って思いとどまって再度同じような条件の100−500mmを見たところフレアの発生が見れなかったため、やっぱりコーティングとかにもお金をかけてしっかり作ってるのかな??と見直しました( ̄▽ ̄)

手ぶれ補正がすごい

R5などのボディ内手ぶれ補正との協調補正で6段分の補正ってすごいと思います!

TAMRONを買った時も4.5段分(だったはず)の補正が効くってすごいと思ってたけど上をいく補正力!

手ぶれ補正効果

Camera:Canon EOS R5 Lens:Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
焦点距離:500㎜ F値:F7.1 シャッタースピード:0.8秒 ISO:100

実際撮ってみると、かなり効くなぁという印象( ̄∇ ̄)

まぁこの写真は7.3段分?遅いシャッタースピードなのでブレてますが、それでも最短撮影距離付近の1.2mほどの距離で500mmの焦点距離でこのブレ量ってかなり止めてくれている気がします!

流し撮りで昔頑張っていた時ですら300mm程度で1/5とかで垂れ流し言ってたのが最高だったはずなので、こんな長秒露光手持ちですることはないですが、きっと300mmの1/5は前より撮りやすくなるでしょう笑

開放で使えるから実は明るい?

これはTAMRONの150−600mmを使っていたから思うことかもしれませんが、400mm以上を使う時に解像感が欲しいと思う時は必ずF8とかに絞ってました。

本当はF11とかまで絞りたいけどシャッタースピード落ちるもしくはISOが上がってしまうため、F8で妥協するといった使い方で開放は使えないと思ってました。

カワセミ

Camera:Canon EOS R5 Lens:Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
焦点距離:500㎜ F値:F7.1 シャッタースピード:1/1250 ISO:400

これ撮った時もこのISOで撮れるならシャッタースピード上げても良いか!でちょっとシャッタースピード早くしてます。

F8でも1/1000で撮れるので大差はないですが、解像感もっと欲しいできっとF11にして感度上げてシャッタースピードはちょっと遅くみたいな頑張る設定していた気がします笑

もちろんRF100-500mmも絞った方が画質は多少上がるものの、開放でも問題ない解像感があるので、F8と比べると1/3段ではありますが明るく撮ることができ、シャッタースピードやISOに余裕が持てます!

RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMの悪い所

一方やっぱり悪いところもあります。

鏡筒が伸びすぎる

これすごく今後が不安なのですが、500mmの時鏡筒がめちゃくちゃ伸びます。

100mm時の倍くらいの長さになっているのかな?ってことはそれだけ外の空気が中に入ります。

外の空気にはチリやゴミがいっぱい浮遊しており、伸ばすたびにそれらが入るので、これまで以上にレンズ内ゴミが入りまくる気がしています。

150−600mmは5年くらい使ってかなり入っていたのですが、幸い写りに影響は多分なかった?一応某カメラ店でB品として下取られたので極端に悪い状態ではなかったのかな?

ですが、同様の状況に3年ほどでなるんじゃないか?ってことはその頃メンテに出さないとダメかな??など将来的不安が結構あったりします。

暗所でのAFが弱い

これはTAMRONとの比較というよりは他純正レンズとの比較になります。

100−500mm以外のレンズは、F2かF2.8かF4のレンズを使ってます。

手ぶれ補正効果

Camera:Canon EOS R5 Lens:Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
焦点距離:500㎜ F値:F7.1 シャッタースピード:0.8秒 ISO:100

キヤノンの場合開放測距なので、ちょっとやそっと暗くなってもレンズの最大の明るさでオートフォーカスが動くのでかなり早く動いてくれていたのですが、望遠端F7.1となると測距も7.1で行うためか部屋でシーリングライトのみの明るさだとAFが遅くなる(明るめのレンズと比べて)ケースがあって最初故障か??と思ったほどです。

明るい時は爆速AFなので、考えた結果R5のAF性能って確かF1.2の時−6EVとかそんな感じだったはず?

ってことは同条件で考えるとF7.1のレンズは-1EVまでってこと?計算多少誤差あるかもですがその周辺のはず笑

ちなみに0EVってどんなもん??って調べると、F1でISO100で1秒で適正露出になる時だそうなσ(^_^;)

持ってないレンズなのでイメージしやすいようにF4で考えるとISO100であれば15秒、-1EVなら30秒なので日の出30分前くらいのマジックアワーくらいの明るさですかね??

で、上の写真はF7.1でISO100で0.8秒は約6EV?

カメラの限界値以内ではあるものの場所によって影だったり色が黒かったりコントラストが低かったりでさらにEVが落ちてるところにAFで合わせようとしてるから速度が体感できるほど落ちるのかな??と思ってます。

とはいえ比較すれば弱いですがそれでも全く合わないとかいうことはないですし、暗いシーンでの撮影は風景がほとんどでたまにヒコーキの流し撮り位なので多分ほぼ支障無い気はしてます( ̄∇ ̄)

ボケが汚い

これショートバックフォーカスの影響なのか、ニコンのZ180-600mmでも感じたことなのですが、ボケの輪郭がくっきり出過ぎてて騒がしい感じがします。

もちろん撮り方によってはどんなレンズでもうるさくはなるのでしょうがEF100-400mmとかと比べても玉ボケの輪郭がくっきりしすぎたりエッジ部分がより濃くなるような目に刺さるようなボケ感が気に入りません(ー ー;)

買った理由としても最近撮る動物は愛犬ばかりで野鳥や野生動物の撮影がめっきり減ったので、ヒコーキと風景のみにフォーカスした時にボケの表現そんなに必要ないからいいか!で妥協しました( ̄▽ ̄)

もしかするとF7.1と暗いレンズだからボケもボケきってない可能性もありますが、野生動物をまた撮り出すようになったら多分望遠単焦点かRF100−300mmF2.8Lとエクステンダーを新たに導入すると思うほどこのレンズのボケ嫌いです笑

まとめ

動物はたまにしか撮らないでヒコーキと風景メインの望遠レンズとしてはすごく良い選択だと思ってます!

Zマウントとダブルマウントにしようかなぁと思ってましたが、このレンズを買ってしまったので次買うのはきっとEOS R5markIIでしょう笑

いよいよキヤノンから離れられなくなってきました(全部売ればマウント変えて最低限のレンズは買えるかもしれませんが笑)

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