撮った写真をRAWから好みの色合いや明るさに調整して現像した時、PCではよい感じに仕上がってもスマホなどではなんかパッとしないとか、その逆もしかり、そんな経験ありませんか？？
それは画面サイズが違うから起こる見え方の違いなのです。
今回、そういった見るものによっての現像のちょっとした違いを星空を例にお伝えしていきたいと思います。
パソコンで見る場合
基本的にパソコンの画面は大きいので、ノイズなどの画像の粗さが目立ちます。
なので、ノイズが乗らないように仕上げていかなければいけないと思います。
この写真、ノイズが乗らないようにあまり明るくしすぎず、ノイズ除去も少し強めにかけてます。
拡大してもらうとわかりやすいと思いますが、星もたくさん写っており、大きな画面で見るには実は大人し目に仕上げることがコツだったりします。
また、撮影時はISO感度自体低めで、カメラのモニターに出る画像が少し暗いかな？位がパソコンなどの大画面ではちょうど良かったりします。
ちなみに、このブログをスマホで見てる方であればインパクトに欠けるおとなしい写真に見えると思います。
スマホ画面で見る場合
これはインスタ等のSNSに投稿するとき、目に留まる写真にするには少し派手にする必要があります。
そしてSNSを利用する際、ほとんどはスマホでの閲覧が多いはずです。
スマホであれば画面がパソコンと比較すると小さいのでノイズがあってもあまり気になりません。
こちらはなるべく明るめに仕上げ、ノイズ除去は弱めにして星の数がたくさん見えるようにしています。
そのため、ノイズがたくさん載っており、少しでも大きく見ようものならひどい写真です笑
ですが、スマホで見るとノイズが目立たず、素敵な写真に見えてしまうのです。
星の数自体もかなり多いので小さい画面でも星がいっぱいなのが容易にわかります。
ただし、いくらスマホでも拡大するとノイズが目立ってしまうので、拡大表示がされずらいインスタなどに向いてると思います。
このブログをパソコンで見てる方は画像を拡大しないでください笑
印刷して見る方
こちらに関しては、基本的にはパソコンで見るときと同様の考え方でよいと思いますが、印刷するとなんとなく暗くなってしまいがちです。
なので、モニターだと少し明るいかな？位で印刷してみるとちょうどいい明るさで印刷ができると思います。
（もしかするとプリンターなどの違いによりここは一概には言えません）
実際私が行くカメラ屋さんで印刷をお願いした際に、補正で少し明るくしてコントラスト上げるといった処理が行われているみたいです（この補正を不要と伝えれば無しでも印刷してくれます）
なのでおそらくほとんどの場合暗く、コントラスト低めでの印刷になりやすいのではないかと思いますので、少し派手かな？位で仕上げつつ、ノイズは乗らないように上手く調整していくことがコツとなりそうです。
まとめ
スマホなのかパソコンなのか、見るものによって仕上げ方を変えるとより印象的な写真づくりができると思います。
今回は星でのお話でしたが、風景等でも、あっさり仕上げても大画面だと印象的な写真だったり、少し破綻している派手すぎな写真でもインスタなどでは映える写真だったりもするので、何で見るかを意識して撮影するとより素敵な写真が撮れると思います。
ただ、大前提としてRAWで思いっきりいじるよりも撮影時にしっかりと撮ることが重要であり、ちゃんと撮れた写真はパソコンであってもスマホであっても素敵な仕上がりになることは間違いないです。
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