天の川の撮影に挑戦!簡単な撮り方と機材教えます!

今年ももうすぐ終ろうとしてますね!

今年は休み日に限り曇り空や雨が降っていたりと天気に恵まれなかった北海道の空模様でしたが、数日だけ撮影することができたので、その撮影データとそこでわかったあった方が良い機材をお伝えしたいと思います。

というもの、過去にも撮ったことがあったのですが、天の川感がなかったので笑

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天の川を撮影する条件

そもそも天の川は小さくて光が弱い星の集まりみたいなものです。

大前提夜で雲が無い日じゃないと見えません笑

そして月があるとその光によって露光時間や感度を落とさざるを得なくなり、結果として明るい星しか写らなくなります。

Camera:EOS 80D Lens:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
焦点距離:40㎜ F値:F8 SS:13秒 ISO:400

また、周囲が明るいとこれまたその灯りによって天の川が消えてしまいますので、街中ではまず見ることができないでしょう。

つまり、周りが暗くて月の無い夜じゃないと中々天の川を撮影することはできないのです。

必要な機材は??

天の川撮影で必要な機材と言ったら三脚?レリーズケーブル?赤道儀?いろいろ思い浮かぶかと思います。

そこで、最低限必要なモノ、あったらよいものに分けてみたいと思います。

必須機材

三脚

そもそも普通の星空を撮影する時ですら三脚は必須です。

古い三脚をもらいました

20秒前後の露光中に全くブラさない自信があるなら手持ちでも撮れますが、そんな超人的なカメラマンを見たことがありません笑

また、はじめに買う三脚なら付いてくると思うので心配はないと思いますが、3wayか自由雲台で空に向けれる三脚が必須となります。

逆に三脚さえあれば星空はもちろん、天の川も撮影できます(カメラ不要なの?とか聞かないでくださいね笑)

あった方が便利な機材

レリーズケーブル

これは無くても良いですが、あった方が何かと役に立ちます。

カメラに触れずに撮影可能

というのも、三脚に乗せていても、シャッターボタンを押すときにカメラが若干なりとも動きます。

なので、直接触れずにシャッターを切れるこのケーブル付きシャッターボタンが重宝するのです。

ですが、無くても良いというのは、カメラのリモートタイマーを使えばシャッターボタンを押して少し待てばシャッターが切られるため、切る直前はカメラに触れてないためぶれることがなくなります。

ただ、待ち時間が発生するので店舗よく撮影が出来ません。

明るいレンズ

これは有れば理想的ですが、無くてもISO感度を上げれば何とか撮れます。

キットレンズでも広角端だとF3.5とかで撮れるはずですので、ISO感度を少し上げシャッタースピードを遅めに設定することで撮影自体は可能だと思います。

但し、ISO感度を上げた分ノイズも出る、シャッタースピードを遅くしすぎると、星が流れてしまうので美しさを求めたらやはり明るいレンズ(F2.8よりも明るい物)が理想となります。

広角レンズ

これも、必須ではないですがあった方が天の川がわかりやすくなります。

標準レンズで撮ることも可能ですが、天の川ってかなり広範囲で川のようになっているので、広角で撮る方が迫力が出ます。

Camera:EOS 80D Lens:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
焦点距離:17㎜(換算27.2㎜) F値:F2.8 シャッタースピード:30秒 ISO:2500

確かに天の川は見えてますが本当に一部ってイメージの画角になってますよね??

もっともっと長いはずの天の川、大きく撮りたいと思うと広角レンズが必要になるのです。

Camera:EOS 5D mark3 Lens:EF 16-35mm F4L IS USM
焦点距離:16㎜ F値:F4 シャッタースピード:20秒 ISO:5000

また、天の川とそうじゃない星空との境目がわかりやすくなるので、そこまで過度な強調をしなくても天の川とすぐにわかる画を撮ることができます。

(光り輝く何かは月ではなく、火星です)

赤道儀

そもそも赤道儀って聞き覚えない方も多いかも知れません。

星が動いていることはほとんどの方知っているかと思いますが(厳密には地球が回ってるんですがね笑)その動きに合わせてカメラを自動で動かしてくれる機械と思ってもらえれば大丈夫です。

これがあることによってISO感度を下げて数分間の露光を行うことが可能となり、ノイズを少なくしつつもしっかりとした天の川の撮影を行うことができます。

一方で、カメラを動かすので、地表の風景はブレてしまいます。

なので私は使ったことがありませんが、星だけを撮影するような方には赤道儀はかなり便利な道具だと思います。

撮り方は??

こればかりは周囲の明るさによっても変わるのと、使っている機材でも差があると思うので一概には言えませんが、共通して言えることはレンズは絞り解放で撮りましょう。

絞っても撮れることは撮れますが、ISO感度を上げざるを得なくなるため、ノイズなのか星なのかわからなくなります。

天の川は細かい星が無数にあるので、ノイズ除去を掛けると天の川も薄くなってしまいます。

なので、いたずらに感度を上げてノイズリダクションを強めに掛けるよりも多少写りが甘くなるかも知れませんが絞り解放の方が仕上がりは綺麗になります。

そして、換算16㎜程のレンズであれば20秒まで私は許容できる星の流れだと思っており、周囲の明るさや星の写り方でISOを調整する感じで撮影をしています。

まとめ

基本的には通常の星の撮影と同じ感じで撮影することができます。

ただ、くっきり写すためにはよりシビアな場所選びや設定、機材も必要になるかもしれません。

それでも、天の川がくっきり写った写真を撮れるとなんかうれしいですよね!

そんな素敵な写真撮影の少しでも参考になればうれしいです(*^^*)

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